ショートパットを決めるためには、狙った方向に打ち出すことが重要です。
そして、狙った方向に対して正確に打ち出すためには、とにかく狙った方向にフェースを向けることが重要です。
前回の記事では、平均パット数を少なくするために、3パットを少なくするという観点からロングパットの距離感を合わせるための方法についてお話しました。
もちろん、ロングパットで3パットをしないこともとても重要なんですが、ショートパットを確実に1打で沈めることも平均パット数を少なくするためには重要ですよね。
ということで、今回はショートパットを沈めるためにはどうしたら良いかについてお話したいと思います。
ショートパットでとにかく大事なのは方向性!
ロングパットで大事なのは、距離感を合わせて3パットをしないことですが、ショートパットではどうでしょうか?
ショートパットで大事なのは、1パットで沈められる確率を上げることですよね。
ある程度の距離があって曲がるラインだと、距離感と方向性の両方が合わないとなかなかカップインしません。
ですが、ショートパットではあまり曲がらないラインが多く、狙った方向にさえ打てていればカップインすることが多いです。
(もちろんカップまで届く距離感で打っているのは大前提ですよ。笑)
また、ショートパットは転がる距離も短いため、芝目等のイレギュラーな影響も小さいです。
そのため、とにかく狙った方向に対してまっすぐ打ち出すことさえできればいいんです。
それでは、狙った方向に対してまっすぐ打ち出すにはどうしたらいいでしょうか?
パッティングでボールを打ち出す方向を決める要素は3つあります。
打ち出し方向を決める3要素
・フェースの向き
・ヘッドの軌道
・インパクトの打点
これらの要素の中で、どれが最も打ち出し方向に影響すると思いますか?
フェースが向いた方向にボールが飛び出すからフェースの向き?
それともヘッドが振られた方向に飛び出すからヘッドの軌道?
はたまたインパクトで芯を外すとヘッドが回転して変な方向に打ち出されてしまうからインパクトの打点も重要?
パッティングに関しては、答えはフェースの向きです。
これは、Karlsenさんという方の論文の中で明らかにされていて、フェースの向きが80%、ヘッドの軌道が17%、インパクトの打点が3%、ボールの打ち出しに影響を与えるそうです。
※Karlsen, J., Smith, G., & Nilsson, J. (2008). The stroke has only a minor influence on direction consistency in golf putting among elite players. Journal of Sports Sciences, 26(3), 243-250.
インパクトでヘッドとボールの接触時間が短いパッティングではボールはフェースが向いた方向にほぼ打ち出されます。
なので、ショートパットではとにかく打ち出したい方向にまっすぐフェースを向ける!それに全身全霊をかけて打ちましょう。笑
まとめ
今回は、ショートパットを1パットで決めるためにはとにかく狙った方向にフェースを向けることが重要であることをお話しました。
ショートパットでは、カップが視界に入ってしまうので、ついつい結果が気になってヘッドアップをしてしまい、ミスをしていしまいがちです。
その点、今回お話したようにインパクトで狙った方向にフェースを向けることだけを意識して打てば、ヘッドアップせずに不必要なミスを減らせるかもしれません。
いずれにしても、わずか数度のフェースの向きをコントロールすることになるので、それができるように反復練習することは必要だと思いますけどね。
今回もお読みいただきありがとうございました。参考になったと思った方は応援バナーを押していただいてブログ村のランキングアップを応援していただけると嬉しいです!