ドライバーで飛距離を伸ばしたかったら余分なスピン量を減らすことが重要です。
そして、余分なスピン量を減らすにはドライバー選びと、スピンを減らす打ち方が重要です。
ゴルフをしている方なら、皆さんがドライバーの飛距離を伸ばしたいと考えると思います。
ドライバーの飛距離が伸びれば、セカンドショットでより短いクラブでピンを狙うことができるようになるので、必然的にスコアメイクに有利になります。
それでは、ドライバーの飛距離を伸ばすにはどうしたら良いでしょうか?
私は、個人的に効率の良い打ち方をすれば飛距離が伸びる方はすごく多いと思っています。
ここでは、基本的な飛びの3要素のお話を踏まえて効率的な飛距離アップについて紹介して行こうと思います。
飛びの3要素
まず、ドライバーショットの飛距離を決める3つの要素は以下の通りです。
・初速
・打ち出し角
・スピン量
初速については、速ければ速いほど飛距離が出ますが、これはみなさんも容易にイメージができると思います。
一方で、打ち出し角とスピン量は大きければ良い、多ければ良いといったわけではなく、最適な組み合わせがあります。
基本的に、ボールは45°の角度で打ち出される放物線の時に最も飛距離が出ます。
しかしながら、ゴルフボールを打った時には必ずスピンが入るので放物線にはなりません。
ですが、打ち出し角を高めに、スピン量を少なめにすることで、放物線に近づけることができます。
逆に、打ち出し角が低すぎても高すぎてもキャリーが出ないですし、スピン量が少なすぎるとドロップしたり、多すぎても吹き上がってしまって飛距離が出ないです。
その中でも、70台を目指すような方々が飛距離をロスしている1番の原因はスピン量が多すぎることだと思います。
かく言う私も、以前はスピン量が多すぎてボールが高く上がりすぎてしまって飛距離をロスしていましたが、スピン量を最適にすることで飛距離アップをすることができました。
それでは、ここからはどうすれば余分なスピン量を減らすことができるのかについて、いくつかの観点から見て行きましょう。
スピン量を減らすためには低スピンヘッドで上に当てる!
スピン量を減らすために、まず大切なのはドライバーのヘッド選びです。
いくらスピン量が減る良い打ち方をしていても、肝心のヘッドでスピン量が増えてしまっては意味がありません。
それでは、具体的にどのようなヘッドを選んだ方が良いかと言うと、重心が低くて浅いヘッドですね。
このようなヘッドだと、重心よりも上にボールが当たりやすくなるため、縦のギア効果がバックスピン量が減る方向に働きます。
さらに、重心が浅いとヘッドが上を向く方向に動かないので、とにかくスピン量が減ります。
最近のクラブだと、キャロウェイやテーラーメイドなどの外資系メーカーのヘッドはとにかくスピン量が少ないイメージがありますね。
特に、マーベリックだったらサブゼロ、SIMだったら無印のように、上級者向けのヘッドの方がスピン量が少ないです。
逆に、そこそこヘッドスピードがある方が重心深度の深いヘッドを選んでしまうと、インパクトでヘッドが上を向きすぎてスピン量が過剰になってしまいます。
同様に、特に中間剛性が柔らかすぎるシャフトを選んでしまうと、同様の理由でスピン量が増えすぎてしまうので注意です。
また、せっかくスピン量が減るヘッドを選んでも、重心よりも低い位置でインパクトをしてしまうとギア効果でスピン量が増えてしまって飛距離が出ません。
なので、インパクトは重心よりも上、さらに若干トゥ寄りに当ててあげるとドロー回転がかかって飛距離が出ます。
スピン量を減らす打ち方
ここからは、スピン量を減らすための打ち方について紹介します。
基本的には、ある程度高い打ち出し角を確保しつつ、フェースの上寄りに当ててあげたいです。
なので、ティアップを高くしておいてフェースの上寄りに当たりやすい状態を作って、ややアッパーブロー軌道で打ち出し角を高くしてあげる打ち方をしてあげます。
とは言いつつも、スイングでアッパーブローに振ろうとするとミスに繋がりますので、あくまでセットアップで調整をします。
具体的には、クラウンからボールが半分出るくらいにティアップを高くして、左踵の線上くらい左寄りにボールを置いてアドレスします。
よく言われるドライバーのアドレスの基本ですけど、これをしっかりと実践することが大切です。
まとめ
今回は、ドライバーの飛距離を伸ばすために余計なスピン量を減らす観点からお話をしました。
ある程度ヘッドスピードがあるのに、思ったよりも飛ばないって方には参考になると思います。
理想的には、ヘッドスピードの6倍くらいは飛距離が出るはずなので、正しいドライバー選びとセットアップを実践してそれを目指しましょう。
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