クラブセッティングの考え方の基本1~番手間の距離の階段とそれぞれのクラブの役割を考えよう~

クラブセッティングを考える時には、ドライバーからウエッジまで距離の階段を作ることを意識しましょう。

そして、それぞれのクラブにどのような役割を果たしてもらうかを明確化しましょう。

 

みなさんは、自分のクラブセッティングの中でこのクラブが何ヤード飛ぶか把握できていますか?

そして、それぞれのクラブでどのような球が打ちたいのか意識してセッティングを組んでいますか?

今回は、クラブセッティングの考え方の基本1ということで、その辺りにフォーカスして書いてみようと思います。

 

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距離の階段を意識してクラブセッティングを組んでみよう

まずは、ご自分のクラブセッティングにおける番手と、そのクラブで何ヤード飛ぶか書き出してみましょう。

まずは、例として私のクラブセッティングとそれぞれのクラブの飛距離をご紹介します。

番手 飛距離 番手間の距離差
1W 260ヤード
3W 230ヤード 30ヤード
5W 215ヤード 15ヤード
4U 195ヤード 20ヤード
5U 185ヤード 10ヤード
5I 170ヤード 15ヤード
6I 160ヤード 10ヤード
7I 150ヤード 10ヤード
8I 140ヤード 10ヤード
9I 130ヤード 10ヤード
PW 115ヤード 15ヤード
52° 95ヤード 20ヤード
58° 80ヤード 15ヤード

ドライバーとスプーンの間は別としてそれぞれの番手間の飛距離がどこを見ても大体10ヤード~20ヤードの間で揃っているのが分かると思います。

アイアンセットなんかは番手間の飛距離差が一定になるように設計されていますが、問題は違うクラブ間で飛距離差を一定にすることですね。

 

少し難しいのが、アイアンとウッドだと構造が異なっているので単純にロフト角だけでは距離のフローが作れない所ですね。

例えば、私のセッティングだと5Iのロフトが27°に対して5Uのロフトは25°と2°しか差がありません。

しかしながら、ユーティリティは飛距離が出る設計になっているので、このロフト差でも15ヤードの飛距離差が出せます。

 

また、番手だけで考えたら3U、4U、5Iとなりそうですが、実際のクラブの飛距離を考えると4Uと5Iの間が25ヤードも空いてしまいます。

そのため、5U、5Iと同じ数字の番手が2本入っているセッティングになっています。

 

しかしながら、それぞれのクラブの飛距離は実際に打ってみないと分からない所が大きいと思います。

なので、セッティングを考える時には5Iの飛距離を把握した上でそれより上のクラブを試打することをおすすめしますね。

 

それぞれのクラブの役割を考えよう

ここまでお話してきたように、飛距離の階段を作ることも大切ですが、それぞれのクラブの役割を考えることも大切です。

例えば、アイアンの番手は何番まで入れるのかが適切なのかについて考えてみましょう。

 

まず、アイアンセットは基本的には5I~PWまでの6本セットで売っていることが多いと思います。

それより上の番手、3Iや4Iを入れるかどうかはどのように考えたら良いでしょうか?

 

仮に、ヘッドスピードがかなり速くて、ロングアイアンでも地面から充分な高さが出せるのなら3Iや4Iを入れても良いと思います。

しかしながら、ロングアイアンで充分な高さが出せず、ランが出過ぎてしまうのならボールが上がりやすいユーティリティやショートウッドを入れると良いと思います。

そうすれば、高さが出て長い距離でもボールを止められますし、適切な距離の階段を作ることにも繋がります。

ロフトの小さいアイアンでしっかりとキャリーを出すのはヘッドスピードとしっかりダウンブローに打つテクニックの両方が求められます。

そのため、長い番手はユーティリティやショートウッドでセッティングするのがおすすめで、セットの5Iすら抜いても良いと思います。

 

また、フェイウェイウッドは3Wと5Wの両方を入れるのが基本かと思いがちですが、私はその必要も無いと思います。

私の場合は、長い距離でもしっかり距離の階段を作りたいので3Wと5Wの両方を入れていますが、地面からでもしっかりキャリーが出せるように易しめのセッティングにしています。

また、どちらかと言うとティショットで少し距離を落としたい時に3Wを使うことがけっこう多いですね。

 

このように、明確に目的があれば3Wを入れても良いと思いますが、実際のラウンドで使わないなら思い切って3Wを抜くのもありだと思います。

その代わりに、例えばロフト46°のPWから50°、54°、58°と4°ピッチでウエッジを4本入れることもできます。

もし、コースでウエッジを使う微妙な距離がよく残るならこのように短い番手に本数を使うことも検討しても良いと思います。

 

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まとめ

今回は、クラブセッティングの基本1と言うことで、距離の階段とそれぞれのクラブの役割を考えたセッティングについてお話しました。

クラブセッティングにはよくあるパターンがいくつかありますが、それにとらわれる必要は決して無いと思います。

むしろ、実際にコースに出てほとんど使わないようなクラブがバッグに入っているのはもったいないので、実用的なセッティングを考えるべきだと思います。

 

次回は、クラブセッティングの基本2と言うことで、セッティング全体の流れが良くなるようにはどうしたら良いかを考えたいと思います。

具体的には、重量フローと振動数フローについて着目してお話しようと思います。

 

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