70台を出すために練習するべきはアイアンショットとパッティングだ!

70台を出すために特に練習するべきは、、、アイアンショットパッティングです!今回は、この理由を日本女子ツアーのデータを用いて証明してみようと思います。

 

このブログの趣旨は70台のスコアを目指すことですが、では70台を出すためには何を練習した方が良いと思いますか??

ドライバーショットを遠くまで飛ばすこと?それとも、アイアンショットをしっかりグリーンに乗せること?

みなさんが、普段どんな練習をしているのかを思い出しながら今回の記事を読んでみて下さい。

 

それでは、まずはゴルフという競技がどのように成り立っているかを考えてみましょうか。

 

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ゴルフは大きく分けて4つの要素から成り立っている

ティショットからホールアウトまでの流れを考えると、最もホール数の多いパー4の場合は

1.ドライバーショットで遠くに飛ばし、

2.アイアンショットでグリーンを狙い、

3.グリーンに乗らなかったらアプローチショットでグリーンに乗せて、

4.最後にパッティングをしてホールアウトする

というのが一般的ですよね。

つまり、大まかに以下の4つに分けられるわけですが、それぞれに求められる能力は以下の通りですね。

 

ドライバーショット→遠くに飛ばす能力、フェアウェイに置く能力

アイアンショット→グリーンに乗せる能力

(アプローチショット)→ピンの近くに寄せる能力

パッティング→少ない打数でカップインさせる能力

 

この中で、どの能力が最も重要だと思いますか??その答えを、これから日本女子ツアーのデータと簡単な統計学を利用して証明してみようと思います。

 

データ分析から見えたアイアンショットとパッティングの重要性

それでは、今回は一般男性アマチュアとヘッドスピードが近くて、真似しやすい女子プロのデータを用いて分析してみましょう。

 

データは、日本女子プロゴルフ協会の公式ホームページから引用しました↓

https://www.lpga.or.jp/stats/2019/lpga/top

(2019年度シーズンの1年間のデータを用いました。誰でもアクセスすることが可能です。)

 

この公式ホームページの「記録」という所から様々なデータを見ることができます↓

今回は、前述した4つの要素のうちどの要素が最も平均スコアとの関係が強いのか重回帰分析という統計手法を用いて分析しました。

(詳しい計算方法が知りたい方は以下の記事を参考にしてください。)

エクセルさえあれば簡単に自分のスコアを分析できる方法を教えます~重回帰分析、標準化偏回帰係数~

 

ということで、以下のデータを用いて解析をしました。パフォーマンスを表す変数と、それに関係する変数に分けて下にまとめました↓

<パフォーマンスを表す数値>

平均スコア

<パフォーマンスに関係する数値>

・ドライバーショット→ドライビングディスタンス(遠くに飛ばす能力)、フェアウェイキープ率(フェアウェイに置く能力)

・アイアンショット→パーオン率(グリーンに乗せる能力)

・アプローチショット→リカバリー率(パーオンを逃してもパー以下で上がる能力)

・パッティング→平均パット数(少ない打数でカップインさせる能力)

 

それでは、統計解析の結果を見てみましょうか。下のグラフは、平均スコアに対してそれぞれの要素が何%くらい関係しているかを表しています。

驚きましたか??実は、最も平均スコアとの関係が強いのはパーオン率なんです!

その次に重要なのが平均パット数で、実はドライバーショットを遠くに・正確に飛ばす能力ってそんなに重要じゃないんですね。

 

ちなみに、リカバリー率も平均スコアとの関係が強いという結果が出ていますが、他と違ってリカバリー率ってアプローチショットとパッティングの2つの要素から構成されていますよね。

おそらく、アプローチショットが寄っているとリカバリー率って上がると思うんですが、その後のパーパットが入るかどうかもとても重要です。

なので、なんだかんだリカバリー率を上げるためにはパッティングも重要だという可能性が考えられますね。

 

この結果を見て、みなさんはどのように感じたでしょうか??

よくよく考えてみれば、パーオンさせてバーディパットを入れてしまえばスコアは良くなるに決まってます。笑

それに、グリーンにさえ乗ってしまえば、アプローチショットで行ったり来たりして大叩きするリスクも低くなります。

 

個人的には、練習場ではドライバーショットの練習ばかりして、アイアンショットの練習に時間を割いている方って少ない印象があります。

もちろん、ドライバーを遠くに飛ばすのもゴルフの大きな魅力の一つですが、70台を出すためにはアイアンショットの練習に時間をかけてみてはいかがでしょうか?

特に、振り幅を抑えて狙った位置に対して正確にボールをコントロールするような、コースで使える「実践的な」練習を積むべきだと思います。

 

大事なことなのでもう一度言いますが、70台を出すために最も練習すべきはアイアンショットです!

また、パッティングも70台を出すためには重要なので、ぜひともコースの練習グリーンではたくさんボールを転がしましょう!

 

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まとめ

今回は、最初の記事と言うことで70台を出すために練習するべきなのはアイアンショットとパッティングだと証明しました。

次回以降は、重要だと分かったアイアンショットとパッティング上達のためにどうすれば良いかについて話して行こうと思います。

実は、技術を磨くのも大事だけど考え方を変えるだけで上達するかも…?

 

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