アイアンで距離を抑える練習をした方が良い理由~弾道の高低の打ち分けが自然とできるようになります~

今回は、アイアンショットで距離を抑える練習をするべき理由について説明したいと思います。

もちろん、縦の距離をぴったり合わせられることも大きなメリットの一つですが、これができるようになることで同じ距離でも色々な弾道の高さでグリーンが狙えるようになります。

 

このブログではアイアンショットの重要性を強調していますが、みなさんは普段アイアンでコントロールショットの練習をしているでしょうか?

もちろんスイングの完成度を高めるためにはフルショットの練習も大切ですが、実践的な場面を考えると距離を抑える練習は非常に重要です。

実際、私はコースでグリーンを狙う時に100%のフルショットをすることはほとんど無く、5ヤード以上距離を落として打つことがほとんどです。

 

このような、距離をコントロールするアイアンショットのメリットは大きく分けて3つあると考えています。

1.ピンに対して縦の距離をぴったり合わせられる

2.インパクトの精度が上がるので様々なシチュエーションに対応できる

3.簡単に弾道の高さのバリエーションを増やすことができる

ここからは、この3つのメリットについてそれぞれ詳しく解説して行こうと思います。

 

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メリット1:ピンに対して縦の距離をぴったり合わせられる

一つ目のメリットは、ピンに対して縦の距離をぴったり合わせられるということです。

例えば、7番アイアンのフルショットで160ヤード、6番アイアンのフルショットで170ヤード飛ぶとして、ピンまで165ヤード残ったとします。

この時、フルショットしかできないと7番で5ヤード手前、もしくは6番で5ヤード奥に打つしか無くなります。

 

俗に言うビットウィーンクラブというものですが、これだとピンに対してぴったりの距離にボールを止めることができません。

その点、6番アイアンのコントロールショットで5ヤード落とすことができればピンに対してぴったり距離を合わせることができます。

それができれば、よりショットをピンに絡めることができるのでバーディ率を上げることができます。

 

メリット2:インパクトの精度が上がるので様々なシチュエーションに対応できる

二つ目のメリットは、インパクトの精度が上がるので様々なシチュエーションに対応できるということです。

私はコースではほとんどコントロールショットを打っていると前述しましたが、そもそもコースではフルショットできる場面自体が少ないです。

なぜなら、実際にグリーンを狙う状況では傾斜地からショットしたり、様々なライからショットしたりしなければならないからです。

 

練習場の平らな打席ならフルスイングをしてもバランスを保てますが、コースの傾斜地ではバランスを崩してしまいます。

その点、振り幅を抑えてスイングすれば傾斜地でもバランスを保てるので、ボールをコントロールすることができます。

 

また、コースではフェアウェイバンカーなどシビアにボールにコンタクトしなければならないライも存在します。

このような場面でも、振り幅を抑えてインパクトの精度を高めることで縦の距離を合わせることができます。

 

メリット3:簡単に弾道の高さのバリエーションを増やすことができる

三つ目のメリットは、簡単に弾道の高さのバリエーションを増やすことができることです。

弾道の高さをスイングで打ち分けることはとても難しいですが、コントロールショットを覚えると普通のスイングで低い球が打てるようになります。

個人的にはこれが距離を抑えるアイアンショットの最も大きなメリットだと考えています。

 

同じ距離を打つ場合でもフルショットよりコントロールショットの方が弾道が低い

例えば、7番アイアンのフルショットで160ヤード打つ場合と、6番アイアンで10ヤード抑えて160ヤード打つ場合では後者の方が弾道が低くなります。

なぜなら、よりロフト角が小さいクラブでヘッドスピードを落として打っているので打ち出し角が低く、バックスピン量が少なくなるからですね。

また、クラブを短く持ってスイングすることでシャフトのしなり量も減るのでさらに弾道が低くなります。

 

このように、特別な打ち方をしなくても番手を上げて距離を抑えるだけで自然と低い球を打つことができます。

さらに、2番手上げて20ヤード距離を抑えて打つとさらに低い弾道を打つことができます。

それぞれの番手で5ヤード、10ヤード、15ヤード、20ヤード抑えるショットを打てるようになれば、その組み合わせでバリエーションが非常に増えます。

その時の状況に合わせた距離と弾道の高さを選択することで、よりパーオン率を高められる可能性が高いです。

 

実践では低い球を打ちたい場面は非常に多い

また、コースでの実践では低い球を打ちたい場面は非常に多いですね。

風の影響を最小限に抑えたい時(アゲンスト、フォロー、横風でも)、打ち下ろしで早く地面にボールを着地させたい時、

木の下を低い弾道で通したい時、キャリーしてから少しランを出して攻めたい時…

 

例を挙げ出すときりがないですが、逆に高い球を打ちたい場面はそこまで多くはないです。

このように色々な状況で低い球を打って行きたい時に、番手を上げて距離を抑えれば自然と弾道を低くすることができます。

 

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まとめ

今回は、アイアンで距離を抑える練習をするべき理由について説明しました。

縦の距離を合わせる精度が上がるだけでなく、傾斜地への対応、弾道の高低のコントロールなどコースで役立つ要素がたくさんあります。

 

なかなか普段から練習をしていないと抑えたアイアンショットを打つということは難しいと思います。

なので、まずは練習場でアドレスをだんだんと小さくしていって、どれくらい距離が落ちるか試してみるといいと思います。

最初は上手く打てないかもしれませんが、慣れてくれば距離をコントロールできるようになってくると思います。

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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