アイアンショットの残り距離の計算と番手選びのポイントは余裕を持った選択をすること

アイアンでグリーンを狙う時の距離の計算と番手選びは、余裕を持った選択をすることが重要です。

そうすると、スイングにも余裕が出て結果的にパーオン率も上がるかも…?

 

みなさんは、アイアンでグリーンを狙う時に残り距離の計算をどのようにしていますか?

とりあえず、残り距離が150ヤードだから7番アイアンだ!というように決めつけていませんか?

 

私が今まで多くの方のゴルフを見てきた経験から言うと、アマチュアのみなさんはピンまで届かないクラブで打っている方が圧倒的に多いです!

アイアンショットでは距離が出なくなる要素がたくさんあるんですが、それを考えずに打っている方が多いですね。

ということで、今回は色々な状況別でどのように距離を計算して、どのように番手を選べばいいのかについて見て行きたいと思います。

 

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距離が出る要素・出ない要素

それでは、アイアンショットの距離を計算するにあたって、単純な残り距離よりも距離が出る条件・出ない条件を見て行きましょう。

まず、前提として距離が出る条件よりも距離が出ない条件の方が圧倒的に多いということを頭に置いておいてください。

 

<距離が出る条件>

・打ち下ろし

・フォロー

距離が出る条件の代表的なものは打ち下ろし、フォローの風などでしょうか。

打ち下ろしは平地よりも飛ぶ距離が長くなり、フォローの風はボールがより前に飛ぶので距離が出ます。

 

ですが、これらによって必ずしも距離が出るわけではないことも頭に置いておく必要があります。

例えば、打ち下ろしでもアゲンストの風が吹いていれば、普段よりその風の影響を受ける距離が長くなるのでむしろ距離が落ちることもあります。

また、フォローの風とは言っても上から叩き落されるような風だと距離が落ちてしまうこともあります。

<距離が出ない条件>

・打ち上げ

・アゲインスト

・傾斜地からのショット

逆に、距離が出ない条件として代表的なものは打ち上げ、アゲインストなどでしょうか。

打ち上げでは、平地よりも早く地面に着いてしまいますし、アゲインストの風はボールの抵抗になるので距離が出なくなります。

これらの条件に加えて、傾斜地からのショットなど、バランスを取るためにフルショットができない状況でも距離は落ちます。

 

基本的にコースでは平坦でよっぽどライが良い条件でないとフルショットはできないと思います。

なので、自分の番手ごとのマックスの飛距離と言うのはなかなか出せないと思っておいた方が良いと思います。

 

残り距離の計算方法と番手の選び方

前述した距離が出る要素、出ない要素を総合的に考えて残り距離の計算方法について考えてみましょう。

ここでは、残り150ヤードの打ち上げで左足上がりの傾斜、風は右からのフォローという条件で考えてみましょう。

まず、距離が出る条件・出ない条件を無視すると残り距離は150ヤードですが、ここから距離を足し引きして計算をしていきます。

 

この条件で、まず距離が出ない条件は打ち上げ、左足上がりの傾斜です。

打ち上げは、私の場合は単純にボールがある位置からピンの位置まで何ヤード上っているかで考えます。

今回は、仮にボールの位置よりもピンの位置が10ヤード高いとしてまずは10ヤードを足します。

 

左足上がりはフルショットをすると引っかけが出やすく、不安定な傾斜地でもあるのでコンパクトなスイングで打ちたいですね。

また、左足上がりは傾斜なりに打つとロフトが寝るのでさらに距離が落ちます。

これらの要素を含めて、さらに10ヤード距離が落ちると仮定して10ヤードを足します。

 

次に、距離が出る条件は右からのフォローです。

フォロー風でどれくらい距離が伸びるのかは経験に頼る所も大きいと思いますが、今回は5ヤード程度伸びる風だと仮定しましょう。

そして、左足上がりからは傾斜なりに打つとドロー系のボールになりやすい所に、右からの風なのでさらに2ヤード距離が伸びるとします。

 

これらの条件を総合して考えると、150+10+10-5-2=162ヤードとなります。

これでピンまでの残り距離の計算ができましたが、以前の記事でもお話したようにピンまでぴったりの距離を打つよりもグリーンの広い所を狙った方が良いです。

ここではピンが手前だとすると、大きめに打ってグリーンに乗せることが先決なので、3ヤード足して165ヤードとしましょう。

 

ここまでで距離の計算ができたので、次は番手選びについてです。

6番で160ヤード、5番で170ヤード飛ぶと仮定すると、165ヤードは6番と5番の間の距離となります。

ですが、この条件では傾斜地でフルショットができないので、5番で軽く打つとちょうど5ヤード落ちて距離が合います。

 

このように、この条件では5番で軽く打つという選択をすることが決まりました。

残り距離は150ヤードしかないのにかなり大きなクラブで余裕を持って狙っているのがお分かりになると思います。

距離の計算は考える要素がたくさんあって大変ですが、普段から考える習慣をつけておくとできるようになると思います。

 

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まとめ

今回は、アイアンショットでの残り距離の計算と番手選びについて紹介しました。

みなさんが思っている以上に大きい番手でコントロールして狙っていると感じたのではないでしょうか?

 

きちんと距離を計算して余裕を持った番手で軽く打つことで、ショット全体のリズムも良くなります。

ギリギリの番手で力んでミスショットをしてしまうと、その後のショットでも力みやすくなってミスが連続する原因になってしまいます。

なので、今回紹介したような考え方をすることで、全体のパーオン率も向上するかもしれませんよ?

 

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